代表者 小野 雅春
会 員 14人
伝承地 延岡市北川町長井川坂
伝承の由来・変遷
川坂神楽は延岡神楽に属し、出雲神楽の流れをくみます。戦後、途絶えていたものを昭和49年(1974)に復活させました。
内藤家文書「諸社祭礼神楽覚帳」には、川坂岩戸神社でも神楽が舞われていた記録があり、昭和の時代まで盛んに舞われていたと思われます。
岩戸神社には、当時を偲ばせる神楽殿がありましたが、復活後の昭和52年(1977)に建て替えを行いました。
5つの神楽式を十二節に分けた三十三番神楽と別神楽四番で構成されています。
舞は平舞(面を付けない舞)と面舞(面を付ける舞)とに分けられ、舞の所作は摺り足とし、顔や手などの所作も簡潔にし、舞踊等の所作は禁じられています。比較的静かな舞が多く、派手さは少ないのが特徴です。
演目
1、鎮守の舞 2、平手の舞 3、幣の手舞 4、三番荒神の舞 5、矢の舞
6、弓の舞 7、糸の手舞 8、明手舞 9、笠取荒神舞 10、問答神楽
11、志那賀津彦の命舞 12、酒解の神舞 13、天の太玉の命舞
14、天の宇豆賣の命舞 15、天の手力男の命舞 16、天の戸隠の神舞
三十七番の神楽演目がありますが、最近は「お日待ち神楽」を行う機会がなく、「夜半式神楽」を行っています。
祭りの日程
【年越神楽】
期 日 : 12月31日~1月1日
会 場 : 岩戸神社
【十日えびす神楽】
期 日 : 2月10日
会 場 : 今山恵比須神社
【里神楽】
期 日 : 旧正月近辺
会 場 : 岩戸神社