第18回城山かぐらまつりが11月9日、延岡城址二の丸広場で開かれ、延岡市を中心に10の神楽保存会が、各地域に伝わる伝統の舞を披露しました。
日豊圏域の市町村が、神楽を通して伝統文化の保存、伝承活動の振興、まちの活性化につなげようと、平成9年から城山神楽祭実行委員会を組織して実施しています。今年も延岡市の伊福形、大峡、尾崎、川坂、市振、歌糸、美々地、早日渡の8団体に、日向市の坪谷、福岡県豊前市の黒土神楽講を加えた山、海、里の神楽がそれぞれに特徴ある神楽を披露しました。
今年は前夜からの雨で開会を1時間遅らせ午前11時に開会しました。川坂保存会の「鎮守の舞」を最初に、各保存会が交代で27番の演目を舞いました。
見物客は笛、太鼓、鉦(かね)に合せて舞う奉仕者(ほしゃ)たちの一挙手一投足に熱い視線を注ぎ、演目が終わるたびに拍手を送り、特に子供たちの舞には、ひときわ拍手を送っていました。
演目の合間合間にもちまきがあり、北浦漁港で水揚げされた魚が当たるシール付きのもちをゲットして笑顔を見せる人もいました。会場の周囲には飲食露店が並び、延岡学園高校調理科生による出店もあるなどにぎわいました。
会場近くの市役所前駐車場と野口記念館では、「第6回いっちみろや ふれあい祭」があり、歌謡ショーや軽トラ市、野外ステージなどに人だかりができました。